55ノート5(デュシャン本翻訳)

55-9-2-P80-211

<R.ビアンケッティ 1925
    Contributo alla teoria dei finali di soli pedoni(p65)
    『ポーンエンディング学説への寄与』>

p80

<主要領域内でのヘテロドックス・オポジションの法則>

 図211。
 他の例。
 d2の白キングを動かさずに、黒キングf7のヘテロドックス・オポジションとするには、縦列3つ分移動させてF'とし、d2をd5とみなすことで折れ線c8-h3を境にした<同じ対角線上のヘテロドックス・オポジション>とする。
211.jpg

55-9-2-P80-210

<R.ビアンケッティ 1925
    Contributo alla teoria dei finali di soli pedoni(p65)
    『ポーンエンディング学説への寄与』>

p80

<主要領域内でのヘテロドックス・オポジションの法則>

 図210。
 最初のビアンケッティのエンディング問題では縦列1つ分の移動で重ね合わせが出来た。我々が同じようにして結論づけることが出来るのは、このエンディングを支配しているヘテロドックス・オポジションが<隣接する>対角線上に配置されるべく(最初のビアンケッティのポジションでは、縦列1つ分移動した)、3マス分の単位の距離を動くことである。

 実際、図210でわかるように、白キングをc4から動かさずにd8にある黒キングのヘテロドックス・オポジションとするには、まずc4を縦列3つ分だけA'のマス目と<代置>し、c8-h3の折れ線で重ね合わせられるようにするのだ。
 
210.jpg

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<いとう註:ここ、少し意訳あり。
 しかし「白キングをc4から動かさずに」はそのままである。
 実際、<代置>するのだから動かすことになるように見えるのだが、機械的に陣地そのものを代置することを指しており、駒を動かすことにはならないのでそう書かれている>

55-9-2-P80-209

<R.ビアンケッティ 1925
    Contributo alla teoria dei finali di soli pedoni(p65)
    『ポーンエンディング学説への寄与』>

p80

<主要領域内でのヘテロドックス・オポジションの法則>

 図209。
 これら2つの図形は「折りたたむことによる重ね合わせ」という特性を持ち、同じ文字のマス目がそれぞれ対応する。

 最初のビアンケッティのエンディング問題のように、c8、h3の線でおのおのの領域を重ねるには、白の陣地を上に持ち上げなくてはならない。

 図209では、c8、h3の線で折りたたんで重ね合わせるための、白キングの陣地のAからA'への移動が点線で示されている。

 縦列3つ分、上に移動している。
 
209.jpg

55-9-2-P79-208

<R.ビアンケッティ 1925
    Contributo alla teoria dei finali di soli pedoni(p65)
    『ポーンエンディング学説への寄与』>

p79

<主要領域>

 図208。
X、Y、ZとZ'のマス目は、狙いであるb6から少し離れた領域を形成する。
 
 同じように、ふたつのOのマス目(g2、h4)も、狙いであるg3における特殊な小領域を成す。

 <両キングの主要領域は、それぞれの陣地におけるA、B、C、D、E、F、G、H、I、Kのマス目の総体である>

 図208では、両キングの陣地でのAからKまでのアルファベットで示されたふたつの図形を線で囲った。
208.jpg

55-9-2-P79-207

<R.ビアンケッティ 1925
    Contributo alla teoria dei finali di soli pedoni(p65)
    『ポーンエンディング学説への寄与』>

p79

<最短ルート>

 図207。
同様に、以下のシスタースクエアを得られる。
 c2とf8はE、F、Bに接しているゆえにシスタースクエアである。
d1とg7はF、Cに接しているゆえにシスタースクエアである。
c1とg8はH、F、Iに接しているゆえにシスタースクエアである。
207.jpg
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