55ノート4(デュシャン本翻訳)

55-9-2-P64-164

<R.ビアンケッティ 1925
    Contributo alla teoria dei finali di soli pedoni(p55)
    『ポーンエンディング学説への寄与』>

p64

<第三の条件----両キングは「右側に」隣接した対角線上になければならず、左側ではない>

 図164。
 我々は、主要領域内でヘテロドックス・オポジションをとっている両キングが常に右側に隣接した対角線上にあることを立証出来る。
164.jpg

55-9-2-P63-163

<R.ビアンケッティ 1925
    Contributo alla teoria dei finali di soli pedoni(p55)
    『ポーンエンディング学説への寄与』>

p63

<第三の条件----両キングは「右側に」隣接した対角線上になければならず、左側ではない>

 反対に図163。
 両キングは主要領域内にあって、左に隣接した対角線上にある。結果、ヘテロドックス・オポジションにはなんの意味もなさない。
163.jpg

55-9-2-P63-162

<R.ビアンケッティ 1925
    Contributo alla teoria dei finali di soli pedoni(p55)
    『ポーンエンディング学説への寄与』>

p63

<第三の条件----両キングは「右側に」隣接した対角線上になければならず、左側ではない>

 図162。
 白キングはf7にある黒キングの右側に隣接した対角線上にある。例えば、<白陣営から見れば>対角線a2ーg8は2つの隣り合った対角線を持つ。a3ーf8、a1ーh8である。白陣営から見て、前者は左に位置し、白キングがd4の位置を占めている後者は右に隣接している。

 同時に、f7に位置する黒キングから見れば対角線a2ーg8は、白キングがd4を占めている対角線a1ーh8の右に隣接している。
162.jpg


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<いとう註:難しいことはなく、両陣営から見れば互いは右に位置しているのでした。変な錯覚が起きます>

55-9-2-P63-161

<R.ビアンケッティ 1925
    Contributo alla teoria dei finali di soli pedoni(p55)
    『ポーンエンディング学説への寄与』>

p63

<第二の条件----両キングの距離>

 図161。
 ふたつ目の例。d4。
161.jpg
 
 d4からd5に移動させれば、d5は対角線上でf7とヘテロドックス・オポジションを取ることがわかる。

 d5とf7は白い対角線上にあって、奇数マス離れている。

 前に述べたように、d4からd5への移動を無視すれば、<d4とf7の対角線上の距離は、白い対角線上で奇数である>。

 これらの例(図160、図161)は、両キングの距離の正確な法則を導く。
 両キングの対角線上の距離は<白い対角線上で奇数、黒い対角線上で偶数>である(こうした対角線は黒キングの位置するマス目から始まり、白キングの位置するマス目の上に縦に接したマスで終わる。図166を参照)。

 この法則を簡便化すれば、<両キングの対角線上の距離は、同じ色の対角線上でいつも奇数であり、as that of the hinge>ということになる。

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<いとう註:最後の文意がどうしてもとれない。「the diagonal distance between the Ks is always odd on a diagonal of the same colour as that of the hinge」
 「hinge」はこれまで「蝶つがい」と訳していた単語である。
 そもそも「同じ色の対角線上でいつも奇数」がわからない上に、「蝶つがいのそれと同じく」と書かれてしまうので何度考えてもよくわからない。
 困ったことになってしまった。今後進んでいけばわかるものなのだろうか。
 わかったらどなたか教えて下さい。お願いします>
 

55-9-2-P62-160

<R.ビアンケッティ 1925
    Contributo alla teoria dei finali di soli pedoni(p55)
    『ポーンエンディング学説への寄与』>

p62

<第二の条件----両キングの距離>

 図160。
 さてここでは、横列ひとつ分の移動をc2に当てはめる。すると、c3がh8に対して<同一対角線上でのヘテロドックス・オポジション>を取っていることになる。

 c3とh8は黒の対角線上にあって、偶数マス分だけ離れている。c2からc3への縦列の移動は、白の主要領域内のすべてのマスに行われるものであり、ゆえに両キングの対角線上の計算は省かれることになる。

 簡単に言えば、<c2とh8の対角線上の距離は、黒の対角線上の距離に等しい>。
160.jpg

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<いとう註:「c2とh8の対角線上の距離」という言葉自体がおかしなものであるのだが、ここでは横列ひとつ分だけすべてのマス目を上げるとみなして計算することが主張される>
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