<R.ビアンケッティ 1925
    Contributo alla teoria dei finali di soli pedoni(p65)
    『ポーンエンディング学説への寄与』>

p84

<結論>

 4種のヘテロドックス・オポジションの存在が証明された。

 実際問題として、それらは2つの原則的な見出しによって分類される。
 ?氈@   対角線上のヘテロドックス・オポジション(Locockと、2つのビアンケッティの問題)
 ??   縦列上のヘテロドックス・オポジション(ラスカー・レイヒヘルムの問題)

 分類をさらに押し進めてみよう。
 置換なしの対角線上のヘテロドックス・オポジション(Locock)
 置換を1マス行う対角線上のヘテロドックス・オポジション(ビアンケッティの、勝利するパターン)
 置換を3マス行う対角線上のヘテロドックス・オポジション(ビアンケッティの、引き分けのパターン)
 置換を1マス行う縦列上のヘテロドックス・オポジション(ラスカー・レイヒヘルム)

 例を挙げてこの図式を完全なものにするため、V.ハルバーシュタットが作った4つのエンディングを以下に示す。置換を2マス行う対角線上のヘテロドックス・オポジションと、置換なし、置換2マス、置換3マスの縦列上のヘテロドックス・オポジションである。

 すでに検証してきたように、4つのエンディングはともに分析の方法を同じくする。したがって、我々はすべての2極のエンディングに適応する総合的な方法をこう要約することが出来る。

 1"  <盤面において致命的なマスを探す>。この操作は2つの極を<<偵察する>>ことを導く(これらの極における両キングの決定的な位置は、一般的に言ってヘテロドックス・オポジションの法則を与えはしない)
 
 2"  <2つの極の間の最短距離を検証する>。時にその距離は非常に短く、しばしば距離的に等しい幾つかのルートが存在する。がしかし、どの場合においても両陣営で少なくとも1つずつのマスは、ヘテロドックス・オポジションの法則への手がかりを作る。

 実際、黒と白の両最短距離ルートに存在する2つのマスのおかげで、どのような蝶つがいによる重ね合わせが(対角線上であれ、水平線上であれ、垂直線上であれ)可能か、この重ね合わせを完璧なものとするためにどのような置換が必要であるかが、容易にわかる。

 3"  ヘテロドックス・オポジションの法則を適用すれば、主要領域と二次的領域が簡単に得られ、二次的ヘテロドックス・オポジションの法則をもってすれば、解決の要素を完全化することになる。

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<いとう註:固い日本語になってしまったが、これまでの数々の例証がここでは文章化されている>