<ドローのバリエーション>

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 図83。
83.jpg
 
 ここでは 、Tattersall が(二次的、主要領域内の)ヘテロドックス・オポジションを使って示したドローの変化を紹介する。

1 Ka2? Kh7! 横列上の二次的ヘテロドックス・オポジションを取った。
2 Ka3  Kg7  横列上の二次的ヘテロドックス・オポジションを維持。
3 Kb2  Kh6  主要領域内で、横列上の二次的ヘテロドックス・オポジションを取った

4 Kc2  Kh7
5 Kc3  Kg7
6 Kc4  Kf7
7 Kd3  Kg6
8 Ke2  Kh5
9 Kd2  Kh6 ドロー


 黒は4 ... Kh7以降、主要領域内でヘテロドックス・オポジションを維持する。勝ちを目指さない限りヘテロドックス・オポジションを打開する必要はなく、ドローとなる。

 3 Kb2(K)には、黒Kh8(K)と主要領域内のヘテロドックス・オポジションを取ってもドロー。

 付記。1 Ka2?に、黒Kg7とするドローの変化もある。黒はeポーンを狙っている。このため、白はaファイルを離れざるを得ない。

2 Kb3(J)なら、
黒Kg8(J)として、主要領域内のヘテロドックス・オポジション。もしくは、
黒Kg6(C)として、主要領域内の横列上の二次的ヘテロドックス・オポジション。

2 Kb2(K)なら、
黒Kh8(K)として、主要領域内のヘテロドックス・オポジション。もしくは、
黒Kh6(D)として、主要領域内の横列上の二次的ヘテロドックス・オポジション。

2 Kb1(j)なら、
黒Kg8(J)として、ファイル上の二次的ヘテロドックス・オポジション(b3-b1のオーソドックス・オポジションの延長)。もしくは、
黒Kg6(C)として、対角線上の二次的ヘテロドックス・オポジション(d3-b1のオーソドックス・オポジションの延長)。


 図83。
 
 1 Kb2?には、黒はKh8と主要領域内のヘテロドックス・オポジションを取り、先述のドロー変化と同じ結果となる。

 上記の変化で示したように、黒キングにはドローに持ち込むのに2つの選択肢がある場合が多い。一方の白キングは、どの場合も勝ちを求める以上、変化のしようがない。

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<いとう註:もうここはO君の訳をほとんど丸写しです>