<オポジション>あるいはオーソドックス・オポジション

P5

 図5のようにディスタントの場合もある。白番。
 以上2つのオポジションでは、キングはともに同じ縦列、あるいは横列上におり、同色のマス目の上にいる。
“こうしたオポジションは、攻撃にも防御にも効果的である”
 他に“ヴァーチャル・オポジション”と呼ばれるものもある。

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<いとう註:離れていても、オポジションは有効である。+字はd5、e5、f5の上に打たれている。
 白キングと黒キングは等間隔に位置しており、この局面が白番であるからには白キングがまず動く。d5、e5、f5が攻防のために意識しておくべき重要なマス目だと推測出来る。その支配を忘れると、キングは自由の身となって他のポーンを奪うことになる。
 さらにここで重要なのは、キングが「同色のマス目の上にいる」と書かれていることである。
 これまでの55ノートでも説明した通り、白と黒は美術的には色ではない。それは光と影のことであり、色彩を超えた存在なのだ。
 したがって、オポジションは“光と影”の規則性をあらわすと断定してもよい>