2006年03月

55-9-2-P111-246

<移動1、2、3  二つの蝶番>

p111

 図246。
 二つの蝶番a8-h1、a7-g1は隣接している(移動1)。

 主要領域ABCDEFGHIJKLMは、折りたたみと移動1によって互いに重なる。

 黒の二次的領域(i、f、e、c)は横列上での二次的ヘテロドックス・オポジションによって得られる(Ii、Ff、Ee、Ccというオーソドックスな拡張)。

「解決」

 1 白キングb2で二次的ヘテロドックス・オポジションをとる(b2ーf7ーh7)。
 
   もしも1で黒キングがg8とくれば、次に白キングはa1として主要領域内でヘテロドックス・オポジションをとる。黒キングはこれを拒むことが出来ない。ドローになる。
246.jpg

55-9-2-P111-245

<移動1、2、3  二つの蝶番>

p111

図245。
「極の踏査」

 黒キングはb6、f3の極において白陣営に侵入しようとしている。白キングは黒陣営に入る道がない。

 両キングの位置は、
 極b6においては白キングがa5、黒キングがc6(X)。
 極f3においては白キングがe2、黒キングがg4(O)である。

 「最短距離」

 黒キングがc6に達するためのマス目はd7(A)で、白キングの最短距離上のシスタースクエアはb4となる(b5ではない)。

 白の最短距離はa5、b4、c7、d2、e2。
 黒の最短距離はc6、d7、e6、f5、g4。
245_1.jpg

55-9-2-P111-244

<移動1、2、3  二つの蝶番>

p111

 図244。
ここで、ドクターK.Eberszが最近出版した興味深い終盤戦の分析に、我々の結論をあてはめてみよう。

 白番でドロー。
 これは対角線上のヘテロドックス・オポジションで、移動1である。

 付記。
 わかるように、ドクターK.Eberszは本書内で取り扱ってきた問題と同じことを考えており、このエンディングの解決を我々の考えと比較することは興味深い。
244.jpg


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<いとう註:ここでは最終的に、最新の盤面分析にこれまでの論があてはめられる>

55-9-2-P110-243

<移動1、2、3  二つの蝶番>

p110

「縦列上のヘテロドックス・オポジション」

 図243。
四つ目のハルバーシュタットの盤面。縦列のヘテロドックス・オポジションで移動は3。同じ交わりが証明される。

 xyとpr(両Aの中央をつなぐ)は、第一の蝶番の同じS''点を通る。

 移動のある縦列上のヘテロドックス・オポジションにおけるこれら三つの例でわかるように、移動数が増えるごとに第一の蝶番上のS点は二分の一列ずつ右にずれていく。もちろん、黒の領域のマス目(ラスカー・ライヒヘルムではD、他の例ではA)はどのケースにおいても同じ縦列(A)の上にある。
243.jpg

55-9-2-P110-242

<移動1、2、3  二つの蝶番>

p110

「縦列上のヘテロドックス・オポジション」

 図242。
 三つ目のハルバーシュタットの盤面。縦列のヘテロドックス・オポジションで移動は2である。同じ方法で、第二の蝶番xyと、両Aの中央をつなぐ線prは、第一の蝶番上のS'点で交わる。
242.jpg
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