55-9-2-P5-6

<オポジション>あるいはオーソドックス・オポジション

P5

 図6と図7(黒番)では、白キングはヴァーチャル・オポジションを取っている。
 図6はダイレクトであり、

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<いとう註:ダイレクトであることは、ひとマスをはさんでキングが対峙していることでわかる。
 問題はヴァーチャル・オポジションとは何か、ということになる。
 P6でそれはくわしく語られることになる>

55-9-2-P5-5

<オポジション>あるいはオーソドックス・オポジション

P5

 図5のようにディスタントの場合もある。白番。
 以上2つのオポジションでは、キングはともに同じ縦列、あるいは横列上におり、同色のマス目の上にいる。
“こうしたオポジションは、攻撃にも防御にも効果的である”
 他に“ヴァーチャル・オポジション”と呼ばれるものもある。

05.jpg

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<いとう註:離れていても、オポジションは有効である。+字はd5、e5、f5の上に打たれている。
 白キングと黒キングは等間隔に位置しており、この局面が白番であるからには白キングがまず動く。d5、e5、f5が攻防のために意識しておくべき重要なマス目だと推測出来る。その支配を忘れると、キングは自由の身となって他のポーンを奪うことになる。
 さらにここで重要なのは、キングが「同色のマス目の上にいる」と書かれていることである。
 これまでの55ノートでも説明した通り、白と黒は美術的には色ではない。それは光と影のことであり、色彩を超えた存在なのだ。
 したがって、オポジションは“光と影”の規則性をあらわすと断定してもよい>


55-9-2-P5-4

<オポジション>あるいはオーソドックス・オポジション

P5

 あるいは、対角線的に見れば図4になる。
 図1において白番のとき、“ 黒キングはオポジションを取っている”と言われる。
 オポジションはダイレクト(図1)のこともあれば、

 
04.jpg


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<いとう註:図1において、白の番ならば白キングが動かざるを得ない。図にあらわれていないポーンはすべて動くことが出来ないからである。どちらかの駒がすべて動けなくなったとき、チェスでは「ステールメート」が成立し、引分けになってしまうのだ。したがって、勝ちたいなら相手の駒に動く余裕を与えておかなければならない。
“オポジションを取っている”黒キングは、したがって相手を意のままに動かしている。白キングに動く余裕を与え、しかし攻撃させない。主導権はこのとき、黒に存している。
 デュシャンらはここで初めて、オポジションの説明を開始する。
 この図4の中に、図1が含まれている。
 白キングe6、黒キングe8の状態がそれである。
 ひとマス分を隔ててのオポジション。それがダイレクトオポジションである>
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